コンテンツにスキップ

初期ガバナンスプロセス

正本文書: proposals/ja/0001-initial-governance-process.md / 編集を提案

World Foundation Designの初期運営では、Issue、提案、Pull Request、Review、Merge、意思決定、必要に応じたReviewまたはRollbackを使った軽量なガバナンスプロセスを採用する。

初期段階では参加者数が少ないため、過剰な投票制度や複雑な承認フローは導入しない。ただし、重要な判断理由は記録し、後から検証・改善・フォークできる状態を保つ。

このリポジトリは社会設計リポジトリであり、単なる文章置き場ではない。

思想、用語、原則、モジュール責任、移行方針などの変更は、後の設計全体に影響する。その一方で、初期から複雑な制度を入れすぎると、参加者が提案しづらくなり、議論速度が落ちる。

必要なのは、初期参加者が迷わず使える軽量な手続きと、重要な判断を失わない記録方法である。

この提案は、次の目的を持つ。

  • 変更の入口を明確にする
  • 重要な判断理由を残す
  • レビュー可能な形で設計を進める
  • 権限集中や密室判断を避ける
  • 将来のメンテナー制度、投票制度、意思決定 Processへ拡張しやすくする

初期ガバナンスプロセスとして、次の運用を採用する。

Issue
必要なら提案
Pull Request
Review
Merge
重要判断は意思決定へ記録
必要なら後日ReviewまたはRollback

誤字修正、リンク修正、表現の明確化、構造を変えない補足などは、Pull Requestで直接提案できる。

docs、modules、glossary、researchの内容を変更する場合は、Pull Requestで提案し、レビューで理由と影響を確認する。

以下に関わる変更は、原則として提案を作成する。

  • ビジョン
  • 設計原則
  • アーキテクチャ
  • モジュール責任範囲
  • 用語集の重要用語
  • 対象外
  • 安全方針
  • 脅威モデル
  • ガバナンス Process
  • 経済や福祉の運用原則
  • 離脱可能性、フォーク可能性、透明性に影響する変更

重要な提案を採用、却下、保留、または置き換える場合は、意思決定として記録する。

意思決定には、結論だけでなく、背景、理由、代替案、影響を残す。

  • Idea: 新しいアイデア
  • Problem: 問題、矛盾、リスク
  • 提案: 設計変更の提案
  • 翻訳: 翻訳、用語、多言語対応

Issueは必ずしも完成された提案である必要はない。違和感、懸念、未整理の問いも歓迎する。

Pull Requestでは、次の観点を確認する。

  • 特定名称や組織を一元的な統制主体のように見せていないか
  • 自由参加、離脱可能性、透明性に反していないか
  • 用語集と矛盾していないか
  • 悪用ケースや腐敗リスクを検討したか
  • 支配、強制、違法回避、カルト化、監視強化、離脱不能性につながっていないか
  • 対象外、安全方針、脅威モデルへの影響を確認したか
  • 重大なリスクがある場合、脅威モデルを更新したか
  • 後から問題が出た場合のRollback Planを確認したか
  • 日本語正本と英語版の関係を壊していないか
  • 翻訳に影響する場合、翻訳 Issueを作る必要があるか
  • 重要な判断が意思決定として残されるべきか

初期メンテナーは、支配的な権限者ではなく、リポジトリの品質と議論の流れを維持する責任を持つ。

主な役割は次の通り。

  • IssueとPull Requestの整理
  • 明らかな荒らしやスパムへの対応
  • 用語の一貫性確認
  • 重要な判断の意思決定化の促進
  • レビュー観点の提示
  • 新規参加者が迷わない導線づくり
  • GOVERNANCE.md
  • CONTRIBUTING.md
  • .github/ISSUE_TEMPLATE/
  • .github/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md
  • proposals/
  • decisions/
  • modules/ja/governance/README.md
  • 初期参加者が提案しやすくなる
  • 重要な判断理由が失われにくくなる
  • 軽量さと透明性を両立しやすくなる
  • 将来の制度拡張に接続しやすくなる
  • フォーク可能性とレビュー可能性を保ちやすくなる
  • 提案や意思決定が増えすぎると運用が重くなる
  • 初期メンテナーの判断に依存しすぎる可能性がある
  • 重要変更と軽微変更の境界が曖昧になる可能性がある
  • 議論が長期化し、変更速度が落ちる可能性がある
  • 複雑な手続きを理由に、参加者の提案を止める
  • メンテナーが「軽微な変更」として重要な変更を通す
  • 意思決定に都合のよい理由だけを書く
  • 提案を大量に作り、議論を進めにくくする
  • 用語集を使って思想の幅を狭めすぎる

初期速度は速いが、重要な判断理由が散らばりやすい。

最初から厳密な投票制度を導入する

Section titled “最初から厳密な投票制度を導入する”

透明性は高まる可能性があるが、初期参加者が少ない段階では運用が重く、形式だけが先行しやすい。

速度は速いが、この設計が重視する透明性、離脱可能性、腐敗耐性と衝突しやすい。

  • 何人以上の参加者からメンテナー制度を明文化するか
  • 提案の採用条件をいつ定義するか
  • 意思決定の翻訳優先度をどう決めるか
  • 異議申し立ての正式手続きはいつ追加するか
  • 投票制度を導入する場合、誰にどの範囲の投票権を与えるか
  • #5